分科会:悲劇の記憶〜歴史認識と教育の役割〜

jasc602007-12-21



広島市立大学で政治系列に所属しています、渡辺恭子といいます。
先日、最近出版された「ヒロシマ独立論」の出版記念パーティーに行ってきました。
著者である、東琢磨さんは、音楽評論家という事もあり、音楽を語りつつ、広島にはエロが足りない、という話なども飛び交った一味違った夜が過ごしました。
行ってみると結構知っている人もいたりして、ご縁を感じ感謝の念を深めるばかりです。
さて、本題ですがこの度は私の自己紹介をさせて頂きたいなと思います。
■自己紹介
日米学生会議との出会い
■担当サイト
■担当分科会

以上の順番で書いてゆきたいと思いますので、どうぞお付き合いくださいませ◎

自己紹介

大学で広島市にやって参りました。地元は広島県福山市。これが田んぼに囲まれておたまじゃくしなどで遊びながら育ったわけです。坂からまっさかさまに転げ落ちながらおてんばに過ごした幼少期でした。年が離れた兄が2人という事もあってか、なかなか男っぽい所もあるかなという感じです。その一方で、ピアノや習字、そろばん、水泳など習い事も多くやっていた記憶があります。
今は、出来て間もない(14年くらい?)の大学に通っています。大学のど真ん中に広々と芝生があったりなんかして、小さい大学ですがほのぼのとしていて好きです。
最近は、就職活動も行っていて、セミナー会場や説明会で小学校の同級生と偶然再会したりもします。
そんな時は、やっぱりその当時の事を思い出し、「大学生は大人ってイメージだったなぁ」と振り返り、現実とのギャップをしみじみ考えてしまうものです。


実行委員では、それぞれが役職をもっているのですが、私は経理を担当させてもらっています。
(その他の役職は、委員長・財務(財団、企業)・広報・選考・予算)
経費で落とす費用の管理・申請処理、後々はみなさんの交通費補助などのお手伝いをする事になると思います。
選考で遠隔地からお越しの方は、2次では交通費補助がなされます。2次選考の折には、きっと、受付に座って対応させて頂いていると思いますので、その折は、どうぞよろしくお願いします◎

日米学生会議JASC)との出会い


JASCとの出会いは、大学においてあったあの青いパンフレット。皆様も、第60回のパンフレットをもうご覧になられましたでしょうか?
皆様の大学に送付していますので、年明けにでも是非ご覧下さい!

それで、そのパンフなのですが、手にとって何気なくみていたら、とっても魅かれる分科会がありました。それが、暴力と平和の分科会でした。そして、私はその分科会で議論をしたい!と考え応募に至りました。
なぜ、その分科会だったのか?
それは、私が日ごろ関心を持っているある分野が鍵となっています。それが、ヒロシマ、平和、学生の役割という事でした。


広島市立大学は広島平和研究所も付属施設でもっている事からも分かるように、広島市の都市像として掲げられる国際平和文化都市にふさわしい国際的な大学を目指して設立されました。授業としても、平和研究や平和と人権など様々な授業があります。その平和と人権の授業で、1年の春劣化ウラン弾の被害の実情を知りました。
ジェラルド・マシューさんというイラク帰還兵の放射線被曝とそれに伴った身体的被害や奇形児の誕生などが取り上げられていました。その時のショックを今でも覚えています。
それから、市が主催するピースフォーラムや被爆者の方のお話を聞いたりとし始め、今に至ります。


自分がどれだけ無知に生きているか、という事を知ったとき、私には何が出来るのかと考えた結果、まずは知らなければならないという事でした。知った上でどう行動を起こすのか、という事も大切な事ですがまずは今、何が起こっているのかを知り、自分自身の考えを深め意見をぶつけあい、多様な見方を知る事からと思っていました。


その後、1年の冬〜2年の冬にかけて、広島の大学生、大学院生が中心となり開催する広島国際ユースシンポジウムの事業に携わりました。
副代表をした2年目には、平和都市広島とは何か、をテーマに掲げ、劣化ウラン弾などの放射被爆NGOなどの市民活動、広島の加害都市としての側面などを取り上げて2日間に渡って議論しました。
ヒロシマが求められている役割とは何なのか、平和を創るとは何であり、またそのために学生を始めとし私たちは何が出来るのだろうか、と問い続けてきました。
その後、私はあの青色が印象的なパンフ、第59回日米学生会議と出会ったのでした。
そして、59回では、暴力と平和:武力行使と価値観の再考という分科会に所属しアツイ一夏を過ごしました。
59回の思い出については、また後日!

担当サイト

3番目に訪れる土地!
ということで、モンタナサイトを担当しています◎
コーディネーターは、廣田隆介、渡辺恭子、Tanaka Hidemi、Nakanishi Ayaです。
アメリカの原風景を現代にまで留めるモンタナでは、大自然に触れアメリカの原点に想いを馳せます。
馳せるだけではなく、環境フォーラムを開催する他、実際にインディアン居留地を訪問するなど今から待ちきれないイベントを計画中です!


担当分科会

私がアメリカ側の実行委員と共にコーディネートする、分科会を紹介します!


悲劇の記憶〜歴史認識と教育の役割〜
Memory of tragedy: Examining vehicles of bias, Education and Peace

歴史教科書論争を始めとし、特定の歴史事実やその解釈の違いを巡る議論が盛んになっている。今や、メディア、教育など様々なレベルで形成される歴史認識は我々の思考や行動までにも影響を及ぼし、国民感情として表出しうる。政府間外交だけで歴史問題の解決を図ることは限界に来ているだろう。当分科会では、ホロコースト、原爆投下、 9・11テロ事件などの歴史的出来事を取り上げ、過去の悲劇がどのように語り継がれ、描かれ、人々に記憶されているのか検証する。特定の価値観や歴史観の形成に際し、教育が果たす役割についても視野に入れ、歴史認識の対立をどう捉え、そこから何を学ぶ必要があるか議論していきたい。

コーディネーター 渡辺恭子 Bethany Marsh



59回での「暴力と平和」分科会(通称PBRT)。上段が暴力で、下段が平和ってことで!
皆さんと色々話せるのを楽しみにしています!!
まずは、webから資料請求してください☆59回の報告書できました!
http://www.jasc-japan.com/inquiry/demand.html