参加者日記(横山雄一)(高畑乃枝)

横山雄一
 ついに、Final Forum、RT、そしてJASCの成果を発表する時が来た。”Japan as No.1”の著者として知られるEzra F. Vogel教授の基調講演を伺った後、参加者からの各サイト説明と、各RTの発表があった。RT活動の集大成である発表は、内容形式共に様々だったがしっかり時間をかけて準備されたのが分かるユニークなものばかりだった。目を潤ませつつレセプションで談笑する皆の胸にあったのは、フォーラムを無事終えた達成感と、少しばかりの寂しさとであった。
 日米学生会議参加者には、ファイナルフォーラムに加え、本会議の最後に果たさなければならない大きな務めがある。次期実行委員の選出である。立候補者はそれぞれ特徴あるスピーチを行ったが、どのスピーチからもJASCに対する熱い気持ちを確かに感じることができた。選挙結果発表後には、新実行委員は次期日米学生会議について話し合い、他の参加者は外出したり、語り合ったり、翌日のタレントショーの準備をするなどして、残された時間を様々に噛み締めていた。

高畑乃枝
 今日はファイナルフォーラム。どの分科会も2日間、寝ずにこの日に備えてきた。朝ファイナルフォーラムに向けて集合した時に皆の顔を見た。連日の徹夜により疲弊していたが、若者特有の清々しい希望に満ちた目を見た。ちょうど1年前の今日に決まった分科会のテーマは、この1ヵ月間日米の学生により議論され、空中分解することなく、様々な手法により社会に向けて発信された。特に映像を制作した分科会が多く、今後の社会発信に活用できる素材が多く制作された。反省点も残されたと思うが、世界で一番熱い私たちの夏のフィナーレは未来へと繋がるはずだ。
 未来といえば、今日は第61回実行委員選挙の日でもある。選挙には立候補しなかった私であるが、立候補者のスピーチを聴き涙してしまった。60回続いたこの素晴らしい会議を継続させていく、新しい16人の実行委員の勇気にエールを送りたい。そして、それぞれのJASCは今日から始まるのだ。




さ、いざ出陣!

第60回日米学生会議参加者

第60回日米学生会議実行委員

マイノリティと多文化社会分科会メンバー

悲劇の記憶〜歴史認識と教育の役割〜分科会メンバー

現代社会と伝統〜調和と共生の模索〜分科会メンバー