第60回日米学生会議報告会のお知らせ 

12月13日(土)@慶應三田キャンパス


開催詳細

【主催】
第60回日米学生会議実行委員会

【場所】
慶應義塾大学三田キャンパス 西校舎519号室(300人教室)

【日時】
12月13日(土曜日)
開場:13時 開始:13時30分〜  終了:16時30分(予定) *入退場自由

予定プログラム

はじめに(13時30分〜)
主催者挨拶
実行委員長挨拶および日米学生会議概要の説明

第一部(13時40分〜)
基調講演、Q&A

第二部(14時50分〜)
第60回会議総括
ポートランド、ロサンゼルス、モンタナ、ボストンの開催地プレゼンテーション
分科会プレゼンテーション、Q&A

第三部(15時40分〜)
第61回会議概要説明
懇談会

【参加費】
無料

お問い合わせ、参加申し込み方法

お問い合わせ、参加登録は件名に「報告会」と記して、?氏名 ?所属 ?連絡先をご明記の上、<lecture.jasc60@gmail.com >へメールにてお申し込みください。 当日参加も歓迎ですが、人数把握のためできるだけ事前にお申し込みくださるようお願いします。

参加者日記(渡辺千尋)

 最終日。8月21日、0時0分。私たちJascerは1つの空間にいた。最後のリフレクションの真只中であった。皆がこの1ヶ月の思いを述べた。楽しかった思い出はもちろん困難・不満などいろいろなことが素直に語られるのがリフレクション。こうして全員が同じ時・所に揃うことは二度とないのだろうと思うと一人ひとりの言葉が別れを惜しむかのように心に響いた。それでもJASCerは最後までJASCerだった。というのも、すでに未来に向かって歩き出している。今回の経験を次に活かす準備をしている。一人の大学生として、第61回の実行員として、留学生として、社会人として。
 別れの時。ジャパデリのバスが来ても皆すぐにバスに乗ることはできなかった。さよならのハグをするたびに各々が再会を誓った。バスが出発し、見えなくなるまで手を振った後バスの中ではジャパデリの涙をすする音がした。
 会議終了は私たちにとって新たな始まりを意味する。

参加者日記(高畑乃枝)

 今日は、みんなと一日中過ごすことの出来る最後の日。朝3グループに分かれて、Boston Museum of scienceNew England AquariumそしてMuseum of Fine Artsへ向かいカルチャラル・フィールドトリップをした。「ボストンという学問都市の魅力に今日も酔ってしまった」、という日本側の代表の声にも現れているように、みんなフィールドトリップを満喫していた。午後はJASCベースボールゲームが催された。本来は松坂大輔の勇姿を見に行くはずであったが、スポーツを通して日米交流をすることの方が私たちの会議にとっては意義があると思えた。
 夜、心待ちにしていたタレント・ショーが催された。印象深かったのは、居鶴有未恵さんと横山雄一君がティー・セレモニーをしてくれた時の言葉だ。「一期一会」。有未恵さんが描いてくれた、参加者全員の似顔絵をこの言葉と共に心に焼き付けたいと思った。最後に、中村玲奈さんと李鎭河君の弾くピアノを囲んで小さな輪を作った。もうすぐ会議が終わる。



New England Aquariumにて

参加者日記(横山雄一)(高畑乃枝)

横山雄一
 ついに、Final Forum、RT、そしてJASCの成果を発表する時が来た。”Japan as No.1”の著者として知られるEzra F. Vogel教授の基調講演を伺った後、参加者からの各サイト説明と、各RTの発表があった。RT活動の集大成である発表は、内容形式共に様々だったがしっかり時間をかけて準備されたのが分かるユニークなものばかりだった。目を潤ませつつレセプションで談笑する皆の胸にあったのは、フォーラムを無事終えた達成感と、少しばかりの寂しさとであった。
 日米学生会議参加者には、ファイナルフォーラムに加え、本会議の最後に果たさなければならない大きな務めがある。次期実行委員の選出である。立候補者はそれぞれ特徴あるスピーチを行ったが、どのスピーチからもJASCに対する熱い気持ちを確かに感じることができた。選挙結果発表後には、新実行委員は次期日米学生会議について話し合い、他の参加者は外出したり、語り合ったり、翌日のタレントショーの準備をするなどして、残された時間を様々に噛み締めていた。

高畑乃枝
 今日はファイナルフォーラム。どの分科会も2日間、寝ずにこの日に備えてきた。朝ファイナルフォーラムに向けて集合した時に皆の顔を見た。連日の徹夜により疲弊していたが、若者特有の清々しい希望に満ちた目を見た。ちょうど1年前の今日に決まった分科会のテーマは、この1ヵ月間日米の学生により議論され、空中分解することなく、様々な手法により社会に向けて発信された。特に映像を制作した分科会が多く、今後の社会発信に活用できる素材が多く制作された。反省点も残されたと思うが、世界で一番熱い私たちの夏のフィナーレは未来へと繋がるはずだ。
 未来といえば、今日は第61回実行委員選挙の日でもある。選挙には立候補しなかった私であるが、立候補者のスピーチを聴き涙してしまった。60回続いたこの素晴らしい会議を継続させていく、新しい16人の実行委員の勇気にエールを送りたい。そして、それぞれのJASCは今日から始まるのだ。




さ、いざ出陣!

第60回日米学生会議参加者

第60回日米学生会議実行委員

マイノリティと多文化社会分科会メンバー

悲劇の記憶〜歴史認識と教育の役割〜分科会メンバー

現代社会と伝統〜調和と共生の模索〜分科会メンバー

参加者日記(油井英孝)

 前日の夜、Final Forumの準備が忙しく、寝不足であったが、朝のハーバード大学教授とのお茶会では、教授の話の面白さで目が覚める思いをした。様々な分野の研究をしている教授の中から、お茶したい人を選ぶのだが、私は、日本の伝統文学を研究している教授を選び、西洋から見た日本の伝統文学について話を聞き、「源氏物語」の愛などの表現の仕方など、知的好奇心を刺激する話を多く聞けた。その後では、レセプションが開かれ、話の聞けなかった教授のところにも、話を聞くことが出来た。
 昼からは、Government Tripで、アメリカの政治に関わる機関を訪れて、アメリカと日本の政府に関するオペレーションの違いを学んだ。やはり、アメリカでは連邦制・選挙などの日本と違う点が多く見られるので、それに関連する機構の違いも多く見られることが実感された。
 そして、夕方からは明日に迫ったFinal Forumの準備で、皆、深夜3時頃まで準備を行なっていた。

参加者日記(安川瑛美)

 ジャパデリにはボストン3日目、アメデリには1日目。前の晩から、アメデリの到着が待ち遠しくて皆心待ちにしていたアメデリが早朝に到着。シアトルからの長旅に彼らが体を休ませている午前中に、私たちジャパデリはボストンをTrolleys busで観光。美しい街の景観と、涼しい風が心地よくうとうとしてしまう。バスガイドさんの町案内の名文句は「MIT = Millionaire In Training」。午後には、全員でハーバード大学へ移動しファイナルフォーラムの最終段階準備に取り掛かる。夕方には、参加者の盛島君が携わって実現したHarvard、MITの日本人学生との交流会である。Science and Technology Leadership Association (STeLA)などで活動されている大学院生との貴重な交流ができた。その後は寮に帰って、寝る間も惜しんで各々RTに没頭するのだった。

参加者日記(盛島正人)

 前日の飛行機トラブルのためアメデリ不在で迎えたボストン初日、当初のスケジュールは大幅に変更され、ジャパデリのみで終日RT活動を行った。Harvard大学に到着後、ディスカッション、映像作成、PPT作成など、ファイナルフォーラムに向けてRTごとに最後の追い込みを開始した。私の所属するCSR RTは、スクリプトを作成する一方で、モンタナに残されたCSRアメデリメンバーとSkypeミーティングを行った。ファイナルフォーラム直前のトラブルによる不安をかき消すようにお互いジョークを飛ばしあった。
 深夜3時にRT活動を切り上げ、HarvardやMITの日本人留学生とのレセプションのスピーチに取り掛かると、別のイベントでスピーチが予定されていた実行委員の竹内がやってきて、一緒にスピーチを書き始めた。2時間後、真白なスクリーンを前に口を開けて寝ていた竹内を写真に収め、落書きしようか迷いながら、朝を迎えた。