参加者日記(渡辺千尋)

 最終日。8月21日、0時0分。私たちJascerは1つの空間にいた。最後のリフレクションの真只中であった。皆がこの1ヶ月の思いを述べた。楽しかった思い出はもちろん困難・不満などいろいろなことが素直に語られるのがリフレクション。こうして全員が同じ時・所に揃うことは二度とないのだろうと思うと一人ひとりの言葉が別れを惜しむかのように心に響いた。それでもJASCerは最後までJASCerだった。というのも、すでに未来に向かって歩き出している。今回の経験を次に活かす準備をしている。一人の大学生として、第61回の実行員として、留学生として、社会人として。
 別れの時。ジャパデリのバスが来ても皆すぐにバスに乗ることはできなかった。さよならのハグをするたびに各々が再会を誓った。バスが出発し、見えなくなるまで手を振った後バスの中ではジャパデリの涙をすする音がした。
 会議終了は私たちにとって新たな始まりを意味する。