参加者日記(誉田有里)

 会議中、最も長いRT time が設けられていた日だった。各RTは、近づいているファイナルフォーラムまであまり時間がないことを再認識し、予定を再調整し始めたような印象を受けた。計7時間のRT sessionを終えた後、夕方にはリビー市のアスベストの被害と水俣市水俣病の被害を対比させたドキュメンタリーを鑑賞した。実際にアスベストの被害者を家族に持つ方、ドキュメンタリーを制作したジャーナリストの方等に来ていただて行われたQ&Aでは、多くの質問が飛び交い、デリゲートの積極的な姿勢と問題意識の高さに刺激された。夜はバラエティーに富んだ内容が並んだ、デリゲートにより議論がリードされるスペシャルトピックの時間である。時間をオーバーしてまで皆で政治について語り、アメデリから投げかけられる質問が私になかった視点であることへ面白みを感じると同時に、これを機に今まであまり話す機会のなかったデリゲートとの距離が縮まった時間でもあった。