日米ユースフォーラム報告


11月2日、日米ユースフォーラムが無事終了いたしました。
担当者の李が、更新をさせていただいております。


会場は17:45開場だったのですが、
スタッフやパネリストは15:30ころから集まり、
思い思いにスピーチ練習、直前打ち合わせを行っていました。
当日になって発覚した事態もあり、バタバタしつつも、
スタッフの俊敏な対応でほぼ予定通りに受付開始。


しばらくたたないうちに、長蛇の列!!
会場の予定席数を予め多めに増やしてもらっていたのにもかかわらず、
席はどんどん埋まっていきました。
米国公使のRon Post氏、元駐米大使の大河原氏、
ひとりひとり貴賓を予約席に案内していくのだけでも一苦労。
もちろん、学生と社会人にもバランスよく座ってもらいたいし・・・
企画側の願望はつきません(笑)


拍手と共に、高円宮妃殿下が来場し、
主催者、司会の挨拶が終わったと共に、
モデレーターのsatterwhiteさんがパネリスト紹介を始める。
いよいよパネル・ディスカッションの開始です。


順番はMichelle, Asako, Andrew, Takeの順。
スピーチ内容はとてもこの場で一言で述べられることではないが、あえてタブーを犯すと、

Michelle:問題の背景紹介→アジア関係を重視して、アメリカが日米同盟を後退させる覚悟が必要
Asako:被爆国である固有性を活用、立場が違うからこそ協力しあえる日米同盟を強調
Andrew:日米関係は日本が動かないと変わらない。日本は自分に誇りを持ちもっと主張してゆくべき。
Take:各個人が日米関係の重要性・戦略性について問題意識をもつことの重要さ


というように、4人のパネリストが自分の意見を表明してくれた。


スピーチも素晴らしかったが、なによりもヒートアップしたのはQ&A sessionだった。
理想主義な各スピーチを批判的な目で見つめ、現実的な戦略の提示を求める質問。
核兵器保有を法律的見地から非難する質問。
質問の手が会場のいたるところからあがり、全く沈静化する様子を見せない。


各パネリストはときには質問に言葉を詰まらせながらも、意を決してマイクに向かえば凛とした答えを繰り出す。
会場とパネリストの対話、学生対社会、学生対学生、日本対米国、さまざまな意見交流は確かにその場で行われた。その躍動感は仕事を待機しているスタッフをも思わず引き寄せ、聞き入らせてしまう。質問は日米同盟の枠に留まらず、日本の少子化、技術輸出等、他の場面での日米協力にもどんどん話が及んでいく。
その一つ一つの質問を自分の専門分野に引き寄せ、確固たる自分の意見を表明していたパネリストたちの姿はかっこいいの一言だ。


質問があまりにもさかんだったので、Q&A sessionは延長され、それでも時間が足らず、名残惜しくフォーラムは幕を閉じる。
最後の高円宮妃殿下のスピーチに感銘をうけた人も多いだろう。
王室という非常に難しい立場であるにもかかわらず、このような政治的な話題を議論するフォーラムにご来場いただき、率直にご自分の意見、アドバイスを語られたことに再度感謝の意を表したい。


フォーラムの後はおいしいビュッフェと専業歌手によるパフォーマンス☆
世代間、大学間を越えて歓談が行われた。
十分長くなったのでここで今回のブログは終わりとしましょう。


今後も、パネリストのスピーチサマリーの公開、写真updateなど、
ホームページやブログで事後報告をしてゆきたいので、どうぞご期待ください♪