参加者日記(田中豪)

 時計の針が0時を指すころ、それは始まった。ドミトリーの一室に皆が集まり、照明が落とされ、英語の音楽がかかり、踊りだす。さながらクラブだ。そう、今日は参加者No.1ムードメーカーこと伊関之雄くんと、僕、田中豪の誕生日だった。そして突然静かになった瞬間、ケーキが運ばれてきて、二人でろうそくの火を吹き消した。最高の誕生日パーティーではあったが、アメリカのケーキが日本人にとっては少し甘すぎるのは秘密である…。
 午前中に分科会内で議論をした後、午後は全米有数のGreenberg Traurig弁護士事務所を訪問した。業界全体の説明の受けた後、リゾート開発や著作権など各専門の弁護士(相談すれば時給700ドル程度)からの講義があった。それを仕切る代表は日本人弁護士であり、米国の最前線で活躍する彼の姿に大きな刺激をうけながら事務所を後にし、夜はロサンジェルス日本総領事邸でのディナーパーティーを楽しんだ。