参加者日記

月明かりに照らされながら、ジャパデリはUCLAを後にした。荷造りやお喋りでずっと起きていた人が多く、みんな眠そうな顔をしている。振り返ると、ジャパデリを見送り欠伸をしながら部屋へ帰って行くアメデリが見え、出発が早いジャパデリのために一緒に起きてくれていたのだと気付く。
夕方、ミズーラのホテルでアメデリと再会し沢山の“I missed you” とハグを交わしながら再び全員揃ったことにほっとしたが、その後すぐ2、3人ずつホームステイ先へ向かうことになった。JASCでは離れている間の時間が、私達の絆を更に強めているような気がする。
その夜私はミズーラの飛行場で誰かが呟いた言葉を思い出していた。『折り返し地点だね』。
JASCにいると、充実感と楽しさゆえについ、時間の流れを忘れてしまう。
「もう」2週間ではなく、「まだ」2週間―そう自分に言い聞かせながら、眠りについた。