参加者日記(仁平理斗)

北京オリンピックの開会式を見ながら、ビールをつまみに語った初日から、早二日。ついにホストファミリーとのお別れの日がやってきた。偽りようのないまっさらな青空の下、僕らは近くの山に、最後のハイキングにでかけた。まだ朝9時だというのに、汗ばむほどの天気である。30分ほどして僕は気づく。「これはハイキングではない。登山である。」と。It’s too late! ホストファミリーとお別れのハグをしたときの、僕のフトモモはパンパンであった。いやパンパンパーンであった。そして彼らとの別れが、ジャスカーとの再会を意味することに、戸惑いつつも、僕らは3日ぶりの再会に胸を躍らせた。・・・躍らせた?どうやら、緊張と時差に飲み込まれそうだった会議初日から、あっという間に感じた時間は、とても濃かったようである。そして、ジャスカーという仲間の存在が、自分の中に占める割合に気がつく。残り10日。240時間。14400分。